君はチラリ

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『ノエイン もうひとりの君へ』

Posted by AK on 28.2007 アニメ   0 comments   0 trackback
小学生女児のリアルな描線
炎のアニメーターたちによる魂の物語を見よ


 作画や動画に関して云々し始めれば立派なアニヲタ、とよく言われる。この国には、ドラえもんやサザエさんみたいにレーティングなしの無害なアニメがあれば、深夜帯や独立UHF局でしか放映しないようなハードコアなアニメもあり、さながらアニメ全部入り大国と言うことができるだろう。

 私自身は、「アニメ文化」などという定義がよく分からないものへ嵌った記憶はない。個々の作品へどっぷり嵌った経験なら何度かあるが、特にアニメーションというものを他ジャンルより重んじたことはないし、これからもないだろう。私が娯楽へ求めるものはストーリーテリングであり、個々のメディアの特質ではないからだ。

 そんな「どっぷり嵌った作品」のひとつに、2005年暮れから翌年3月まで放映されたアニメ作品『ノエイン もうひとりの君へ』がある。典型的な独立UHF局アニメであり、私の住む地域では地上波放映が叶わなかったが、当時としては珍しい公式WEB配信を行っていたタイトルということもあり、私は毎週欠かさずに視聴していた。

 内容といえば、今どき珍しいコテコテのサイエンスフィクションである。北海道函館市を舞台に、少年少女が時空を超えたり黒マントの怪人たちが観光地を破壊しつつ大激闘したり、これまたコテコテの、どこか懐かしい感じさえする作品であった。また、こんなタイトルを深夜帯に縛るのは勿体ない、ぜひともNHK教育あたりでゴールデンタイムに放映して欲しい、そんな感慨を抱かせる、質とモラルを両立した近年稀な作品でもあった。

 「モラル」と書いたのは、要するにエロゲ原作ではないとか、不自然にパンツが見えたりしないとか、普通の男の子がなぜかモテモテではないとか、そういうごく一般的な意味で、である。当然、この「君チラ」で取り上げるからには、ちょっと一般的じゃない部分で通好みな描写があったりする。

 このアニメの主人公は、上乃木ハルカという12歳の少女である。12歳という年齢設定に着目していただこう。まずこれがエロい。私は個人的に、少女が少女たる0-12歳の期間を「マジェスティック12」と呼んで畏れ敬っているのであるが、その最後の1年である「12歳」をフィーチャーするとは、このアニメ只事ではない

 この件に関しては、製作監督の赤根和樹氏がオリコンのインタビューにて次のように述べている。

 「以前は高校生の主人公が多かったんですが、その後中学生が中心になってきて、そこに何かしら性の要素が入るようになってきたのが嫌だったんですよ。もっとピュアな視点でドラマを作るにはどれくらいの年齢がいいか考えたら、もう12歳くらいまで下げるしかないか、みたいな(笑)。人が人を好きになる事に対して色眼鏡なしで見られる年齢って事で12歳がいいんじゃないかと」

 ただし赤根氏は、同じインタビューで次のようにも答えていた。

 「作劇的な面もあるんですが、今の12歳は俺たちのころより断然知識が多くて、すでに社会の入り口に立ってる感じはあるなと思いますね」

 矛盾していますよカントク。この男、さてはエロエロ……。いやいけない言葉遣いだった。つまり赤根氏はこう言いたいのであろう。

 「男と女が惚れた腫れたくっついたという話で、当事者を中高生にしてしまうと『四の五の言わずにセックスセックス』という印象がある。俺はそういうノリが苦手だ。だいたい、昨今のエロゲ原作萌え萌え屑アニメなんかと一緒にされたくない。だから主人公は小学生でキマリだ。でも今の小学生は昔よりエロい。むしろ小学生だからエロいんじゃないか、などと抜かす不逞の輩まで出てきた。おじさん悲しい」

 違いますかカントク?

 また、上乃木ハルカの作画についても私は一家言持っている。具体的に言うと胸部、腹部、臀部の3箇所だ。本物をトレースしたのではないかと思うほど、見事に「12歳のカラダ」を再現しているのである。これにはさすがの私も参った。日本のアニメはここまで進化していたのか、これが巷で話題のイノベーションというやつか、と。

 いやむしろこれは、日本ならではの職人気質と言うべきか。「わしゃあヤルからには徹底的にヤルんじゃあ」などと言う頑固職人さながらのアニメーターが、自分のイタイケな姪っ子を無理矢理ひん剥いてデッサンしたのではなかろうか。そんな妄想が次から次へと頭をよぎる私はもう駄目かもしれない。

 それに、上乃木ハルカの声を当てた工藤晴香という方は、いわゆる声優ではない。雑誌「セブンティーン」の専属モデルであり、それまで演技経験などまったくなかったと言っていいだろう。そのため、当初はハルカ役への起用に苦言を呈する向きもあったが、いざ放映が開始されると、視聴者の不安は霧散雲消したようだ。



 「垢抜けないところがいい」

 「現役女子高生が小学生役! うひょひょーい」

 「ハルカも晴香もどっちも可愛い」

 「素人くさくて妙にリアル」

 「裏ビデオじゃあ……この感じは裏ビデオなんじゃあぁぁぁ」



 DVDの特典に、工藤晴香が函館の街を訪れる映像がある。『ノエイン』の舞台のひとつである小学校は実在する学校をモデルにしているのだが、この教室で工藤晴香がちょこんと着席する構図、あれはかなり危ない。小柄な体躯故か、違和感がほとんどないのだ。ハルカのモデルに工藤晴香その人を使ったという製作陣の心意気は、どうやら本気(マジ)のようである。

 ただし、誤解のないように付記しておくと、このアニメは非常に「真面目」な作品である、ということだ。人物造形や世界観は見事に確立され、多世界解釈を始めとする科学考証が丹念に行われており、物語の伏線も余すところなく消化されている。何よりも、深夜アニメにありがちな不自然なエロがない。上に書いたことは大方、私個人の言いがかりみたいなものである。堅気の視聴者諸氏は、どうか安心して『ノエイン もうひとりの君へ』を楽しんでほしい。

 欲を言えば、最終2話の尺を倍に伸ばして、結末をもう少し丁寧にまとめてほしかったという感想が残る。それまでの展開が逸品なものだっただけに、物語の終わりを急ぎすぎた感が否めない。



  『ノエイン もうひとりの君へ』
  2005年 赤根和樹・サテライト
  ノエイン製作委員会


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