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『どうにかなる日々2』

Posted by AK on 30.2007 漫画   0 comments   0 trackback
Tag :どうにかなる日々 志村貴子 ブルマー スクール水着 マンガ・エロティクスF
ロングヘアーの幼馴染! ススんだ従姉妹はAV嬢!
定型からリアルを引き出す珠玉の青春短編


 漫画でもアニメでも、現在のロリ系アダルトメディアは30代以上をボリュームゾーンとして展開されている、と私は断言したい。即ちブルマー、スクール水着を現役で拝んできた世代だ。

 私はブルマーにもスクール水着にも興奮しないし、これを着用した女児にもまったく興味が沸かない。ロリコンとしてあるまじきことと思われるかもしれないが、その原因ははっきり自覚している。私自身が小学生、中学生のときには、すでに教育現場からこれらのユニフォームが撤去されており、同級生たちは色気のないハーフパンツや市販の水着で体育の授業を受けていた。私はブルマーやスクール水着に格別の思い入れがない。よって、これらのイコンに性的興奮を覚えることもない。

 ロリ系のイラストサイトなどを巡ると、必ずと言っていいほど描かれているのが「ブルマー、スク水」である。私はネットを始めた当初、こんなものに興奮する奴らの気が知れない、と常々思っていた。また、某いもうと倶楽部における標準コスチュームも、やはりブルマーとスクール水着である。モデルの女の子たちは「なにコレ? 窮屈だしキモーイ」などと思いつつ、お仕事モードで笑顔を切り売りしているのだろうが、「なにコレ」と言いたいのは私も同じだ。

 私としては、全員が全員バリエーション皆無の画一的なコスチュームでポーズをキメたスマイル写真よりも、ガチの私服で指定ポージングなし、表情作りなし打ち合わせなしのガチンコ撮影のほうが万倍萌えると思うのだが、賛同者は果たしていてくれるだろうか。ただしそれは、自然な表情やポーズが企画物のそれより美しいなどという綺麗事ではなく、第三者の意図が入らない彼女たちの「素」を覗き見れるかもしれない、という窃視趣味的な話なのであるが。

 近年最高の青春漫画のひとつに数えられるべきであろう『青い花』を連載中の志村貴子は、それ以前に連作短編集『どうにかなる日々』を上梓している。これは、ガロ系と言うほどハードコアでもないけれど四季賞作家ほど浮き足立ってもいない面子が揃う、太田出版のオサレ漫画雑誌「マンガ・エロティクスF」に定期連載された作品を集めた短編集で、誌名の通り全体的なトーンはエロい。ゲイ、レズ、ロリにショタと、およそ変態的なセックスはひと通りぶっ込んでみましたという感じの精力的な作品である。

 ここで問題にしたいのは、続刊の『どうにかなる日々2』だ。各エピソードの扉絵がことごとくブルマー、スク水を着用した女児の絵で、それも本編とは何の関わりもないという放置ぶり。なぜブルマー、スク水なのかといえば、本人が好きだから描いているのだろうとしか分からない。女装少年と男装少女の悶々とした日常を活写する『放浪息子』で全国の変態を虜にした志村氏ならではの、敢えて定型を取り上げることによって変態度MAXな本編へのアイロニーを試みたとも取れるが、この作家にそんな甲斐性があるとはちょっと思えないので、おそらく彼女自身の趣味なのだろう。

 この『2』には、しんいち君とみかちゃんという小学5年生のカップルが登場する。親戚のお姉さんがAV嬢で、その影響であんなことやこんなことを……というエロゲみたいな短編。ただしこれは茜新社の漫画ではないので、フルコンタクトな行為描写は行われていない。純粋な性への興味から終始淡々と事態を進めるみかちゃんと、そんな彼女の態度へ大いに困惑するしんいち君の対比が妙にエロく、チンコを用足しの道具としか見ていなかったあの頃の甘酸っぱい感覚が鮮明に蘇ってくる。

 気まぐれに出演したAVが両親にばれて勘当を食らい、しんいち君の家に転がり込んできた小夜子という従姉妹の女性。彼女はしんいち君の部屋の押入れに寝具を持ち込み、ドラえもんのような生活を送っている。しんいち君はそんな彼女を適当にあしらいつつも、「従姉妹がAV嬢」という男の夢的シチュエーションからか、白い涙でパンツを汚す毎日なのであった。そこへきて、幼馴染のクールな女の子が「そのビデオもう見た?」「見ようよ。音消すから」と無意識の攻勢をかけてくるものだから堪らない。どうなるしんいち君、危うししんいち君。おしまいまで彼の貞操は守られるのだろうか?

 幼馴染のロングヘアー少女こと、徳永みかちゃんの第二次性徴アタックは続く。しんいち君が夢精パンツを健気に洗っているところへやってきて「おねしょしちゃったの?」。仲良く向かい合って学校の宿題に取り組めば「私しんちゃんと結婚すんのかな」。とどめは帰り際の「明日はしんちゃんがうちにおいで」。そんな2人の馴れ初めを押入れの中でじっと聞き入っていた小夜子嬢は、みかちゃんの不穏な言動でメダパニ状態のしんいち君に「誘われてるんだよ」と追い討ちをかける。

 うーむ羨ましい。けしからん。こんな体験をしてみたかったものだ。私はせいぜい、仲良しになった女の子と手をつないで歩いているときに、同じクラスのハナ垂れ糞餓鬼共から「やーいやーい、エロいぞこのやろー」と偏差値の低い嫌がらせを受けたぐらいである。AV嬢の従姉妹なんていないし、第一、私は夢精というものをあまり経験していない。いや本当に。中学に上がって級友に「お前オナニーって知ってるか?」と訊かれたとき、そんなものは知らんと真顔で答えてオオカミ少年呼ばわりされた悲しい過去が、昨日のことのように思い出される。まったくあのマスカキ猿共が。

 しんいち君とみかちゃんのエピソードには後日談がある。中学3年生になった2人が、小夜子の亡霊(例のAVやそれを巡るアレコレの話)に囚われつつも堅実な関係を維持しようとする、地味な青春物語だ。

 ここで2人は単なる幼馴染という一線を越え、どうやら男女の関係を持った「らしい」ことが仄めかされている。あくまでも仄めかされているだけ。小夜子のAV(しんいち君からボッシュート済み)で気分を盛り上げたみかちゃんがこっそりオナニーに興じる場面や、DQNカップルの隠れ盛り場こと理科準備室で乳繰り合う場面などが挿入されてはいるが、決定的な描写は意図的に避けたようだ。

 この作品は、思春期前の小学5年生から思春期真っ只中の中学3年生に渡って、幼馴染という微妙な関係にある男女のくんずほぐれつを描いた秀逸な連作短編漫画である。この手の漫画を探そうとすると、テーマがテーマだけにどうしても成年コミック方面へと走りがちであるが、どっこい一般誌でも描いている人は描いている。未見の方にはぜひお薦めしたい1冊だ。

 当初の話に戻るが、ブルマーやスクール水着というアイテムはもはや神話である。かつて存在し、今も伝えられてはいるが、その意義が忘れ去られつつある前世紀の記号だ。私のような人間からすれば、意味のよく分からない記号は解読されねばならないのだが、現在のところその手掛かりは失われたままなのである。

 言わばヒエログリフみたいなもので、それに対応するギリシャ文字が見出されない限り、一部の伝承者や考古学マニアを熱狂させる無意味な装飾記号に過ぎない。ロゼッタストーンが必要なのだ。ブルマーやスクール水着の意義を現代に伝える、新旧両文併記の画期的な石碑が。

 そうでなければ私のような新世代のロリコンは、ぽっかりと空いた歴史の空白に翻弄され、苦虫を噛み潰す思いでそれらを眺める羽目になるだろう。良かれと思って描かれた穴開きスク水プレイも、運動会から連れ出した体操服女児への悪戯という反社会的構図も、それらを知らない世代へ翻訳する言語が欠ければ描き手や現役世代の自意識へ留まり、COMIC LOのようなニッチな雑誌にしたところで読み飛ばされるページが増える一方だ。

 現に私は、これらのアイテムをメインに起用した作品は斜め読みで済ます傾向にある。定価700円の元を取るには、記号と化したコスチュームの意味を再発見する必要があるのではないか。メディアリテラシー問題の深刻な一側面が、ここには存在しているように思う。



  『どうにかなる日々2』
  2004年 太田出版
  志村貴子 著
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